京都市上京区の妖怪ストリート

京都市上京区の妖怪ストリート

京都市上京区の妖怪ストリート

京都の上京区に大将軍商店街という商店街があります。
この商店街は約400mもあるのですが、あることでとても有名で面白い商店街なのです。
この商店街の別名は、妖怪ストリートと言います。
それぞれのお店の前には、怖かったり、はたまたひょうきんであったり、いろいろな表情をした妖怪のオブジェが飾られています。

 

この妖怪ストリートは、町おこしのプロジェクトとして、妖怪をテーマにするという案が出たところから始まったそうで、妖怪人気の効果もあり、町はたいへんにぎわったようです。
妖怪とは、実際に見えないけれど、怖さやひょうきんさなど、いろいろなものを感じることができる不思議な存在ですね。
怖いようなわくわくするような、そんなどきどきを与えてくれる妖怪が私は大好きです。

 

大将軍商店街は、京都の北の方の一条通りという通りにあります。
この辺りは平安京の最北端で、それより先は異界の地であったそうです。
そしてこの場所には、百鬼夜行という行列が出没したという伝説が残されているそうです。

 

みなさんは、百鬼夜行とは何かご存知でしょうか。
私がまだ子供の頃に何かで百鬼夜行を知ったとき、意味はわからなかったけれど、なんだかとても怖い印象を受けました。
字の並びを見て怖かったのだと思います。
百鬼夜行とは、平安時代の京都でたびたび起きた怪現象で、夜中に様々な鬼や妖怪達が列になり歩いたと言われています。

 

日本では、道具は100年経つと化けるという言い伝えがあり、化けて悪さをする前に、99年で捨てるという風習があったそうです。
捨てられた道具達は、その無念さから、古道具に神や霊が宿る付喪神という妖怪となり、京の都を練り歩いたそうです。
漢字で九十九と書いてつくもとも呼びます。

 

大将軍商店街のある一条通りは、まさにこの百鬼夜行が出没した場所なのです。
美しく着飾った妖怪達が大行列をなしたそうです。
この様子は、付喪神絵巻という絵巻物に記されています。

 

商店街の中には、妖怪にちなんだメニューを提供されている飲食店もあるそうです。
ミステリーが好きな人にはたまらない場所だと思います。
穴場のスポットだと思いますので、京都を観光することがあれば是非訪れてみて下さい。

京都市東山区のみなとや幽霊子育飴本舗

京都は歴史の深い街で、観光スポットがたくさんあります。
趣深い場所が多く、とても人気がある街なので、毎年多くの人々が観光に訪れます。
京都は世界的にもとても有名な場所ですね。
代表的なスポットに行くのももちろんよいですが、少し趣向を変えてみるのも楽しそうです。
京都には、不思議なミステリースポットが数多く存在しています。
そんな場所に訪れてみるのもよいかもしれませんよ。

 

京都の東山区に、六道の辻という場所があります。
六道の辻は、この世とあの世の境目であるというから、もうこれだけでミステリー好きの人はわくわくしてしまいますね。
そんな六道の辻に、みなとや幽霊子育飴本舗さんがあります。
ここは、幽霊子育飴という飴が販売されているお店なのです。

 

死んでしまい幽霊となったお母さんが、生まれた子供に食べさせるために、夜な夜な飴を買いにきたという、少し怖いけれど心温まる伝説が残されている、歴史のあるお店です。
死んでもなお、子供のことを一番に考える、という母の深い愛情を感じることができるこの幽霊子育飴を、一度買いに行ってみませんか。
飴を買いながら、不思議な伝説を身近に感じられる、穴場のスポットです。

 

飴は、麦芽糖とザラメ糖を溶かして固めた、とてもシンプルなものだそうです。
琥珀色でキラキラしていて、素朴でやさしい味を感じることができます。

 

パッケージの幽霊子育飴の文字が怖さを醸し出していますが、レトロな感じもあり、とても趣があります。母の愛をたくさん感じることができる飴なので、妊娠中や子育て中のお母さん達にも人気があるそうです。私自身も子育て中なので、一度お店を訪れて飴を買ってみたいです。
食べたらご利益がありそうな、縁起のよさそうな飴ですね。

 

みなとや幽霊子育飴本舗さんのすぐ近くには、冥界への入り口といわれる冥土通いの井戸がある六道珍皇寺があります。
お寺を参拝後、お土産として幽霊子育飴を買うのはいかがですか。
ミステリー好きの人にとって、ここのスポットは外せないと思いますよ。

 

以前からこの飴のことは知っていましたが、実際にお店に行ったことも買ったこともありません。
私も、ミステリー好きとして、一度訪れなければならないなと思っています。

京都市東山区の六道珍皇寺

京都には、不思議なスポットが数多く存在しています。
私はミステリー好きなので、そういったスポットが大好きです。
以前京都に住んでいたことがあるのですが、その当時はそういった場所をあまり知らず、なかなか行くことができませんでした。
ミステリー好きな人は意外とたくさんいると思います。
そんな人達にとって、歴史の深い京都はとても魅力のある場所ではないでしょうか。
ミステリースポットに焦点を当てて京都を観光してみて下さい。
きっとどきどきわくわくしてとても楽しいですよ。

 

京都の東山区には、六道珍皇寺という寺があります。六道珍皇寺は、この世とあの世の境界である六道の辻という場所に存在している寺なのだそうです。
六道とは、地獄道、飢餓道、畜生道、修羅道、人道、天道の六種の冥界のことを言い、これらは、仏教でいう死後の世界のことだそうです。
人は、この世での行いの善悪の種類によって、六道のいずれかに導かれるとされ、この六道珍皇寺は、それぞれの冥界への入り口に当たると言われています。
この六道珍皇寺は、地獄の入り口とはどんな場所なのかを体験することができる、穴場のスポットなのです。
人もそんなに多くはなく、落ち着いた雰囲気でお参りすることができます。

 

人は死んだあと、閻魔様に裁かれ、それぞれの六つの冥界で輪廻転生すると言われています。
この寺の境内には、あの世へと続くと言われる冥土通いの井戸があります。
昔、嵯峨天皇につかえていた官僚の小野篁が、冥土通いをするときに使っていた井戸と言われています。
この井戸は、ミステリー好きの人にはとても人気のある場所です。
私はまだ行ったことがありません。
機会があれば是非訪れてみたいです。
近寄ることはできないため、少し離れたところから拝観するようになっています。

 

毎年8月、六道珍皇寺では六道まいりという行事が行われます。
お盆のときに、冥土から帰ってくるご先祖様等の精霊を迎えるための行事で、この期間だけは、小野篁や閻魔様の像が開帳されることもあって、多くの人々が訪れます。
あの世から精霊を迎えるための迎え鐘が鳴り響くこの時期に、観光に行ってみるのもよいですね。
実際に鐘を鳴らすこともできますよ。