京都市東山区の安井金比羅宮

京都市東山区の安井金比羅宮

京都市東山区の安井金比羅宮

みなさんは、人間関係で悩んだ経験はありませんか。
この世は全て人と人との付き合いで成り立っているので、誰でも多かれ少なかれ、人との関係で悩んだことが一度はあるのではないでしょうか。
どうしても相性がよくないと思われる人と、仕方なく関わっている人もいるかもしれません。そんな人に最適な神社が京都の東山区にあります。

 

その神社の名は安井金比羅宮といいます。
読み方は「やすいこんぴらぐう」で、縁切り神社としてとても有名です。

 

良縁を呼び込むためには悪縁を断ち切らなければなりません。
安井金比羅宮には、年間100万人以上の参拝者が訪れるそうで、断ち切りたい関係というものを自分の中に抱えている人がとても多いことが分かります。
安井金比羅宮は、人間関係だけではなく、例えば酒、タバコ、ギャンブル、その他病気などの切り離したいものなどにもご利益があるそうです。

 

境内には、縁切り縁結び碑という、お札で埋め尽くされた、中央に穴があいた碑があります。お札とは、たくさんの人々の念がこめられた用紙です。

 

この碑でのお祈りの方法を紹介したいと思います。
まず、本殿にお参りしてお賽銭を入れ、形代というお札をもらいます。
形代の左に切りたいと思う縁、右に結びたいと思う縁を書き、裏に名前を書きます。
これを持ったまま、碑の前で祈ります。
そして、念じながら、碑の表側から穴をくぐり、さらに裏側からもくぐります。
最後に形代を碑に貼って終了です。

 

この碑は、見た感じもとても異様な雰囲気で、人々の念の強さを感じることができます。
境内には、人々の願いが込められた絵馬もたくさんかけられていて、人への恨みなどを書き連ねたものが多くあります。
この安井金比羅宮というところは、全体的に人々の強力な念が渦巻いている場所なのだと思います。

 

観光で、このようなスポットに行くのもまたいいかもしれません。
穴場の観光にはなると思いますが、年間参拝者数も多いので、混んでいない方がよい場合は、行くタイミングを見計らうほうが懸命ですね。一番怖いのは、人の執着からくる想いや恨み、妬みなどだと思います。
ミステリーが大好きな人にはぴったりですが、心して行かれることをおすすめします。

京都市東山区の知恩院

京都の東山区には、浄土宗総本山である知恩院があります。
ここにはお寺自体が公認している七不思議というものが存在します。
ミステリーが大好きな人にとって、とても魅力的な場所ですね。
今回は、この七不思議の内容を紹介したいと思います。

 

一つ目は「鶯張りの廊下」です。
歩くと鶯が鳴くような音がするのでそう呼ばれている、約550mもの廊下があります。

 

二つ目は「白木の棺」です。
三門楼上に二つの白木の棺が安置されています。
三門工事を請けた夫婦が、予算超過した理由で責任をとり自害しました。
その夫婦の木像が供養のために棺に納められています。
こちらは特別拝観時だけ見られます。

 

三つ目は「忘れ傘」です。
御影堂軒下に置いてある傘です。
左甚五郎という棟梁が魔除の為置いたとも、濡髪童子という狐の化身が置いたとも言われ、濡髪童子に関する祠が知恩院の奥に建っています。

 

四つ目は「抜け雀」です。
狩野信政が描いた襖絵で、あまりにも見事に描かれた雀が生命を宿し飛び去ったと言われ、雀のない元の菊の絵だけの襖がありますが、非公開なので見られません。
模写されたものは有料拝観で見られます。

 

五つ目は「三方正面真向の猫」です。
これも狩野信政の絵で、親猫が子猫をかばう様子が描かれているのですが、どこから見てもこちらを正面からにらんでいるように見えるとのことです。
こちらも非公開で、模写されたものが有料拝観で見られます。

 

六つ目は「瓜生石」です。
境内ではなく、黒門前にある石です。
一夜にしてこの石から蔓が延びて花が咲き、牛頭天王の文字が記された瓜が実ったという伝説のある石です。

 

七つ目は「大杓子」です。
大坂夏の陣で、三好晴海入道が飯を振る舞った際に使われたものとも、戦の際に手に持ち暴れまわったとも言われる、長さ2.5m重さ30kgもの大杓子です。
有料拝観部分にあります。

 

このように、知恩院にはとても面白そうな七不思議があります。
何も知らずに参拝するより、この知識があるほうが楽しそうですね。
京都には、観光で訪れる人々がたくさんいます。
有名な神社や寺が多く、知恩院もその中の一つですが、七不思議のひとつひとつは穴場のスポットとなっていますので、是非訪れてみて下さい。

 

京都市東山区の知恩院和順会館

みなさんは宿坊とは何かご存知でしょうか。
宿坊とは、僧侶や氏子、参拝者などのために作られた、神社や寺院などの宿泊施設のことです。
京都の東山区にある知恩院から徒歩5分の場所に、和順会館という宿坊があります。

 

京都で有名な寺のうちの一つである知恩院は、浄土宗の総本山で、毎年多くの観光客が訪れます。
知恩院には七つの見どころスポットである七不思議というものが存在していて、ミステリーが大好きな人にはたまらない場所となっています。
そんな知恩院を観光で訪れる際に、宿泊場所として、この知恩院和順会館を選んでみませんか。

 

寺の関係の宿泊施設だから、普通の宿とは違っていそうで不安だなと思われる人もいるかもしれませんが、とてもきれいで、普通の旅館等と何も変わりません。
安心して泊まることができます。
和室、洋室、和洋室と用意されていて、食事付きのプランもあります。
男女別の大浴場もあり、旅の疲れも癒せます。

 

寺ならでは、宿坊ならではの体験ができるのもまた魅力です。
みなさん写経はご存知ですか。
写経とは、経文を一字一字心を込めて丁寧に書写して、仏様の教えを受け止め、心身を整える修行です。
日々の疲れから、心が不安定になったり、醜い心があらわれたりすることは誰にでもあることだと思います。
そんなときに写経を行うと、背筋も延び、心身ともにすっきりとして日々を過ごせると思います。
私は写経を行ったことがないのですが、いつか体験してみたいと思っています。

 

その他、法要を行うこともできます。
知恩院では、阿弥陀如来様や法然様に毎朝ご挨拶する朝のおつとめがあり、その法要に参加することもできます。
香の匂いが漂い、ピンと張り詰めた雰囲気の中で、身も心も引き締める、そのような体験もまたよいのではないでしょうか。

 

観光で京都を訪れる方はたくさんおられると思います。
ミステリーの要素がいっぱい詰まっている知恩院をじっくり観光されるのもよいでしょう。
京都には、ホテルや旅館、ゲストハウスや、京都ならではの町家を利用した宿もあり、宿泊だけでも楽しい気分になれますね。
そんな中、穴場の宿泊施設はやはり宿坊ではないでしょうか。
さまざまな趣を感じることができるのでおすすめです。